Cakewalk By Bandlabをインストール準備!
Cakewalk By Bandlab (以下Cakewalkとします) のインストールは難しいものではありませんが、手順が多いことと、最後にアクティベーションが必要なことがちょっと面倒です。
今回スクショを多く入れた新規インストールの方法を書いていきます。
まずはシステム要件のチェック
Cakewalkはインストールできる条件が結構限られています。いかに当てはまらない環境の人は残念ながらインストールすることができませんのでご注意を。
・Windows 8.1以上 かつ、64ビットのみ
・マルチコアCPU (インテルまたはAMDのCPU)
・8GB以上のRAM
・3GB以上のディスクの空き容量
・1280×800以上の解像度のディスプレイ
一つづつ確認していきましょう。
システム要件確認方法
Windowsのエディション、CPU、RAMの確認
スタートメニューを開き、設定>システム>詳細情報の順に開くとこのような表示になると思います。
上の画面を例に見ていくと、
・Windows10なのでOK
・システムの種類に64ビットオペレーティングシステムとあるのでこちらもOK
・実装RAMは8GBなのでOK
・プロセッサ(CPU)はIntel(R)とあるが、マルチコアであるかどうかは別の方法で要確認
ディスプレイの確認
上の画面のままで、左のメニューの一番上の「ディスプレイ」を選択し、少し下へスクロールすると下のような画面が表示され、解像度が確認できる。
この画面では1280×800以上の解像度になっているのでOK。
ディスクの空き容量の確認
ディスクの空き容量もこの画面で確認します。
左の項目から「記憶域」を選択します。すると下のような画面に遷移します。
ここで3GB以上の空きがあればOKですが、実際にはインストール時にいろいろなプラグインも同時にインストールされるので、10GB程度空いている方が望ましいでしょう。
更にいうと、今後自分で気に入ったプラグインをインストールすることになると思うので、10GB程度の空き容量だとかなり厳しいと思います。
ただし、プラグインもインストール先を変更できるものが大半ですので、デスクトップPCであればドライブを追加してそこにインストールするのもありだと思いますが、ノートPCで空き容量が少ない場合は不要なソフトをアンインストールするかドライブそのものを入れ替えになるかと思います。
外付けHDDにプラグインをインストールするという方法でもダメではありませんが、Cakewalkを立ち上げるたびに外付けHDDを接続するというのもかなり使い勝手が悪いと思います。
CPUのコア数の確認
タスクバーを右クリックすると下のようなポップアップが表示されるので、「タスクマネージャー」をクリック
するとタスクマネージャーが起動するので、上のタブの列から「パフォーマンス」を選択し、左の項目から「CPU」を選択すると下のような表示となる。
上の画面のように「コア」というところが2以上になっていればマルチコアということになるので、これもOK
チェックが終わったら
チェックが完了し、すべての項目でOKであればCakewalkのインストールが可能です。おめでとうございます。
チェックの結果NGの項目があった場合、残念ながらインストールは難しいでしょう。
CPUがNGの場合
CPUがNGということは殆どないと思います。Celeronだった場合はシングルコアという場合もあるかもしれませんが、2013年以降のCeleronはデスクトップ用、モバイル用ともにデュアルコアのようですので、10年以上古くなければたいてい大丈夫でしょう。
もしNGだった場合は、ノートPCはほぼ手がなく、デスクトップPCはCPUを替えるという手がないわけではありませんが、マザーボードも交換となる可能性が高いことから結局PCの買い替えのほうが幸せになれると思います。
メモリがNGの場合
メモリが8GBないということは古めのノートPCなどではあり得ると思います。この場合、ノートPCの型番から検索してメモリが増設可能かどうかを調べてみましょう。メモリが増設可能である場合はむしろ古めのPCのほうが可能性は高く、期待が持てると思います。逆に新しめのPCは分解不可だったり、メモリがマザーボード直付けになっている可能性もあり、確認が必要です。
有名メーカーのPCであればバッファロー社の対応メモリ検索でメモリの最大搭載可能容量や空きスロット数、増設単位、メモリの種類などが検索できます。
メモリの増設はやったことのない人にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、決して難しいものではありません。チャレンジしてみましょう。
デスクトップPCは大抵の場合増設可能ですのでメモリの増設にチャレンジしてみましょう。
ただ、確認はしていませんが、メモリが8GBないとインストール出来ないというわけではないのではないかと思います。僕だったら動作が重いことを覚悟の上でインストールしてみてどうしても我慢できないないのであればメモリを増設するということをすると思います。
WindowsのエディションがNGの場合
これが厄介かもしれません。
現時点でまだWindows 7を使っている人がいるかも知れません。
ググると今でもWindows7からWindows10にアップグレードする方法が紹介されていますが、現在も有効であるかはわかりません。完全に自己責任の世界です。
仮にアップグレードできたとしてももう一点気をつけなければいけないのは32ビット版だった場合です。僕の記憶が確かなら、32ビット版のWindows7は32ビット版のWindows10にしかアップグレードできなかったはずです。このようなときはもうWindows自体をクリーンインストールしたほうが手っ取り早いでしょう。
これまで使ってきた環境を1から構築するのは非常に大変ですので、条件にあったPCを購入したほうがいいと思います。
ディスプレイの解像度が足らない場合
ディスプレイの解像度が1280×800以下だったとしてもおそらくインストール時に弾かれることはないのではないかと思います。ただし、使い勝手は非常に悪いと思います。
参考までにディスプレイの解像度を1024×768という20年ほど前のPCのような解像度でCakewalkを起動してみたスクショを貼ってみます
どうでしょう。インスペクタやヘルプモジュールなどを畳んだ状態でやっとこんな感じです。かなり厳しいことがわかると思います。作業をしてできないことはありませんが、かなり効率は悪いと思います。
この場合の解決策としては、外部ディスプレイを導入するのがいいと思います。ノートPCであればたいてい外部への映像出力があるので別のディスプレイを購入してつなぐのがいいと思います。
デスクトップで1280×800という解像度で使っている人は少ないと思いますが、デスクトップはもともとディスプレイが別ですので、ディスプレイを買い替える、または買い足してデュアルディスプレイにするなど対策がし易いでしょう。
まとめ
インストールの準備だけでダラダラと書いてしまいましたが、やはりCakewalkのPCに対する要求スペックは高めです。
Cakewalk自体は無料で素晴らしいソフトではありますが、それを実行する環境にお金がかかってしまいそうです。
ただし、CubaseやStudio Oneは更に要求スペックは高いため、Cakewalkだけが特別というわけではないようですので、要求スペックのためにCakewalkを使わないという結論にはならないでしょう。
長くなりそうなので、続きは第2弾ということでこちらへどうぞ
ではでは
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