iRig HD 2の故障?接触が悪い

オーディオインターフェース

僕は今でこそオーディオインターフェースはSteinbergのUR22Cを使っていますが、それまではギターとiPadだけ繋げればいいと思い、IK MultimediaのiRig HD 2を使っていました。

ちなみにHD2はIKのオーディオインターフェース3台目で、iRig所有歴としては初代iRigから始まりiRig HD(無印)、そしてこのiRig HD 2を持っていたわけですがしばらく使っていませんでした。

ここのところUR22Cで問題なく使えていたわけですが、DAWでクリック音だけをUR22Cではなく、別のデバイスから出力できたらドラマーに対して使えるのではと思って実験していました。

iRig HD 2はiPhoneやiPadに接続することを前提に作られたものですが、PCにも接続可能で専用のドライバも用意されています。
接続方法としてはiRig HD 2側はUSBのmicro Bですが、ここの接触が微妙に悪く、PCに接続すると安定せずにちょっと向きを変えるだけで接続が切れてしまっていました。

micro Bの端子が内部でハンダ剥がれを起こしているのではないかという悪い予感を感じつつ、バラしてみることにしました。

今回僕は自己責任で分解していますが、分解することを推奨するものではありません。
また、分解することでIK Multimediaからの保証も得られなくなる可能性があります。
この記事を参考に分解後に問題が生じたとしても責任は一切負いません。
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iRig HD 2の分解

まずは外観のチェックです。

iRig HD 2の裏側

わかりやすくここから割れるだろうという境目が見えますので、ここに精密のマイナスを突っ込んで隙間を作ります。
油断するとすぐに隙間が閉じてしまうので、できた隙間にはギタリストの家にはいくらでも繁殖しているピックを突っ込んでおきます。

しかし、ピックを2つほど挟んでも開く気配がありません。

なにか中央付近でガッチリ固定されている様子なので、接着でもされているのかと思い諦めかけたところで、もしかしたらと思い裏側のCEマークの付いているシールをマイナスドライバーでなぞると思ったとおり、このシールで穴を塞いでいることがわかりました。

やっぱりそうかーと思いつつ、かる~くシールの端だけを剥がすとやはりタッピングビスが見えました。

隠しネジ穴

幸い普通のプラスのビスだったので、簡単に開けることができました。

開けたらこんな感じ

分解図1
分解図2

電気に詳しいわけではないけど、どうみてもA/D変換のチップらしきものが見当たらないので、裏側にあるかもということで無理やり筐体から取り出してみる。

分解図3

CY8C3246LTI-125と刻印されているように見えます。

分解図4

こちらはよく見えませんね。。。

分解図5

こうしてバラしているうちに本来の目的を忘れそうになっていましたが、今回の目的はあくまでもmicro B端子に問題がないかどうか。

分解図6

結論、ハンダに何も問題はなく、結局なんだったんだという疑問だけ残りモヤモヤ。

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結論

再度組み立ててPCに改めて接続してもやっぱり調子悪い。

念のため、micro B – LightningのケーブルでiPhoneに接続してみると問題なく安定している。。。

ということはケーブルの問題?

ということで別のmicro B – USB Aのケーブルで試したところ問題なし。。。

結局iRig HD 2自体には何も問題はなく、ケーブルに原因があったというオチ。

iRig HD 2の接続部分は先代のiRig HDの専用端子(ミニDIN 7ピン)からmicro Bに変更されて汎用性は上がったものの、いささかmicro B端子は頼りなくて、ライブなどで抜けてしまわないかかなり心配。

とりあえず不具合があったら手っ取り早いところから原因を調べていきましょうという教訓でした。

ではでは

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