Cakewalkで音が出ない!オーディオトラック編

Cakewalk By Bandlab

Cakewalkで音を再生するトラックには大きく分けて2種類あり、一つはMIDIインストゥルメントトラック、もう一つはオーディオトラックがあることは以前のページでも説明しました。

Cakewalkで音が出ない場合のトラブルシュートの方法としては、まずでもプロジェクトを再生してみる。それで問題なく再生されればMIDIインストゥルメントトラックとオーディオトラックでそれぞれ再生されるかを試してみます。
MIDIとオーディオのどちらかしかない場合はそれで解決していくしかありませんが、両方のトラックがある場合はMIDIとオーディオどちらに問題があるか切り分けたほうがいいでしょう。

このページではオーディオトラックで音が出ない場合の対応方法を書いていきたいと思います。

なお、でもプロジェクトで音が出ない場合の対応方法はこちらです。

MIDIインストゥルメントトラックで音が出ない場合の対応方法はこちらです。

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オーディオトラックの音が出ないときの対応方法

まずはきちんとレコーディングできているか確認

まず前提として、きちんとレコーディングできているかの確認ですが、見た目だけで分かる方法としては、オーディオトラックストリップやオーディオクリップを見てみましょう。

オーディオトラック

正常にレコーディングされていればレベルメーターが振れていて、オーディオ波形もそれらしく表示されているはずです。

もしレベルメーターも振れず、オーディオ波形も横一直線だった場合はそもそもレコーディングがうまくできていません。レコーディング環境を見直しましょう。

レコーディングできているはずなのに音が出ない場合

オーディオトラックで音が出ない時の対応方法は、MIDIインストゥルメントトラックで音が出ない場合の対処方法と同じものも多いです。

MIDIインストゥルメントトラックで音が出ない場合と、オーディオトラックで音が出ない場合と同様の確認方法はこちらです。

  • FXをすべてOFFにしてみる
  • 出力信号の流れの確認
  • 出力系統でミュートになっていないか確認

これらの確認方法は上にリンクを張ってある、Cakewalkで音が出ない!MIDIインストゥルメント編を確認してみてください。

それでも音が出ない、音飛びする

オーディオトラックをたくさん重ねるような大規模なトラックの場合、音飛びが発生したり、プツプツノイズが乗ったり、ひどい場合には「ドロップアウトが発生したためオーディオエンジンを停止しました。」というエラーメッセージとともに再生が停止することがあります。

エラーメッセージ

この状態のときは、再生中CPUがかなり高い状態になることが多いです。

パフォーマンスメーター
パフォーマンスのメーターが振り切っている

この場合は次の設定を見直してみましょう。

再生I/Oバッファサイズの変更

再生I/Oバッファサイズとはオーディオファイルを読み込む際にどれだけ先読みをするかを指定するものです。

バッファサイズが小さいと先読みをあまりしないため、CPUはリアルタイムに近い処理をする必要があり、負荷が高まります。

そうならないようにバッファサイズを段階的に大きくしてみます。

設定方法は「編集」→「環境設定」か、現在タイムを表示しているモジュールのサンプルレート、ビット数を表示しているアイコンをクリックするかどちらかで環境設定が開きます。

サンプルレートとビット数

環境設定の「オーディオ」→「同期とキャッシュ」をクリックすると、再生I/Oバッファサイズが出てきます。

環境設定

僕の環境ではデフォルトで512kBとなっていたので、2のべき乗の数値が無難かもしれません。

最大値は2048ですので、すぐにでも効果を確認したい場合はいきなり2048に設定してみてもいいでしょう。

設定が完了したら、OKをクリックして確定してください。

オーディオインターフェースのバッファサイズの変更

ASIO対応のオーディオインターフェースを使用している場合はそれのバッファサイズも影響してきます。

この設定の変更は、オーディオインターフェースに付属しているアプリケーションから変更してもいいですが、Cakewalkの環境設定からも呼び出せるので前述の通り環境設定を開きます。

「オーディオ」→「デバイスの設定」を選択すると「ASIOパネル…」というボックスるがあるのでクリックします。

環境設定

ここから先は、使用しているオーディオインターフェースによって設定画面が違うと思います。

僕のオーディオインターフェースはSteinbergのUR22Cですので、こちらを例にとって説明します。

オーディオインターフェースの設定

現在のバッファサイズよりも数値の大きなものを選択してみてください。

これで再生してみてオーディオトラックが正常に聞こえますか?

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まとめ

オーディオトラックが正常に再生されない場合の対応方法をまとめてみました。

オーディオトラックの場合は、まったく聞こえないということよりも、音が途切れたり、音飛びしたり、ノイズが乗ったりと、聞こえるが正常ではない。というパターンが多いのではないかと思います。

今回は僕が遭遇したパターンだけですが、実際はもっと多くの事例があるのではないかと思います。

もし皆さんの経験で、こんな事例があったという場合があればぜひコメントで教えていただければと思います。

このようなことでCakewalkが嫌になった、さらにはDAWにも興味がなくなったなんてことにならないように発信していければと思いますのでよろしくおねがいします。

ではでは

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